2022年10月16日(日)~21日(金)に、ルーマニアの首都ブカレストで開催された国際学会13th International Conference on Tritium Science and Technology (Tritium2022)に参加しました。
参加者の坂部さん(D2)と伊藤(M1)
当研究室からの発表はこちらをご覧ください。
会場は5つ星ホテルのRadisson Bluです。
Radisson Blu Hotelの外観
16日(日)には、18時より2階ロビーにてWelcome cocktail partyが開催されました。会場内では軽食やワイン・ビールが振舞われました。
Cocktail partyの様子
17日(月)には、当研究室より坂部・伊藤がポスター発表を行いました。開始時間は18時40分と遅かったですが、精力的な議論が行われました。
坂部さんのポスター発表の様子
伊藤のポスター発表の様子
ポスター発表終了後、九州大学・静岡大学・富山大学からの参加者とともに現地のルーマニア料理店に伺いました。ルーマニアは日本と比べて物価が低く、レストランでも比較的低い値段で美味しい料理をいただくことができます。
ルーマニアビール(500mL)
(残念、それはバイエルン州のドイツビールやね😝 by むかい助教)
ルーマニア料理の数々
18日(火)には、口頭発表が行われました。University of California Berkeleyの研究グループによるFLiBeに関する発表が印象的でした。
※FLiBeとは一種の溶融塩のことであり、核融合炉液体ブランケットの候補材料として期待されています。世界各国で研究開発が進められています。
19日(水)には、Technical Visitsとして、ルーマニアの国立研究所Nationak Research and Development Institute for Cryogenic and Isotopic Technologies (ICSI)に伺いました。現在は主に軽水素と重水素が研究対象とされていますが、数年後には三重水素(トリチウム)の取り扱いが始まるようです。
バスで田舎道を3時間ほど行きます
ICSI周辺の線路、草が生い茂っています
軽水素と重水素を分離するための実験施設
20日(木)には、基調講演・口頭発表・ポスター発表の終了後にConference Festive Dinnerが開催されました。会場はRadisson Bluの大広間で、百名以上の参加者が円卓を囲みました。コース料理とお酒(ワイン・ビール)を楽しみました。
会場内の様子
21日(金)には、Closing Ceremonyが行われました。次回(2025年)の開催地はカナダのオタワと発表されました。
次回開催地が発表された瞬間
初の国際学会を満喫することができました。
p.s. ルーマニアにも日本料理(味噌ラーメン)を提供するレストランがありました、お値段は一杯あたり34 lei(およそ1100円)。ホール担当の女性に「日本から来ましたが、大変美味しかったです!」と伝えたところ、驚きと嬉しさの入り混じった表情が見られました。いい経験になりました。
ルーマニアの味噌ラーメン
執筆: 伊藤 諒(修士1年)