宇治キャンパス公開2023 公開ラボ・IAE公開講演会

10月21~22日に宇治キャンパス公開が開催されました。

 

当研究室からは、公開ラボとして「レゴで学ぼう未来のエネルギー」を出店しました。

 

「水の電気分解による水素製造」をモチーフに、レゴを用いて実験セルを製作し、実際に電圧をかけて水素を作ってもらいました。沢山の方々に訪れてもらい、学生スタッフは大忙しでした。

 

使用後の電解セルと電極ケーブルの写真です。左の部屋(陽極)では水素が発生し、右の部屋(陰極)では酸素が発生しました。右の部屋が青く染まっているのは、電極材料の銅が溶出し、二価の陽イオンとして存在しているためと考えられます。

 

大モニターには流れた電流量などの結果が映し出され、参加者に1分間の間、水素生成量を競ってもらいました。写真は一日目時点のランキングですが、この後も続々と記録は更新されていきました。

 

その他、当ブースではLEGO ITERの展示や、ポスターを用いた最新の学術成果の紹介も行いました。

D3坂部さんによるポスター説明の様子

2日とも大勢のお客さんに訪れていただき、コロナ禍以来3年ぶりの開催となった昨年に引き続き、大成功を収めました!今年3月に卒業した松尾さんも応援にかけつけてくれるなど、人との繋がりを感じられる良い契機となりました。早くも来年への期待が膨らみますね。

 

また、2日目の午後にはエネルギー理工学研究所(IAE: Institute of Advanced Energy)公開講演会が開催され、八木准教授が講演を行いました。

 

発表タイトル「核融合と液体金属-金属をとかしたまま使うこと-」(プログラムはこちら)にある通り、次世代エネルギーの核融合に液体金属がどう使われるかということを詳しくご説明いただきました。聴講者から核融合ロケットに関する質問が出るなど、質疑応答を含めて大変濃密な時間となりました。

 

宇治キャンパス公開は年に1回の開催になりますが、当研究室は年中問わず見学を受け付けています!お気軽にお問い合わせください。