3Dプリンタで製造された電極を用いた核融合中性子の発生

金属3Dプリンタで製造された電極を用い、当研究室の小型核融合中性子源で中性子発生試験を行いました。重水素と重水素の核融合反応 D(d,n)pでは2.45 MeVの中性子が発生します。Ti電極ではステンレス電極と比較して、1.36–1.64 倍の中性子発生率が得られることを確認しました。本研究はドレスデン工科大学との共同研究で行われ、2021年1月21日にPhysics of Plasma 誌のオンライン版に論文が公開されました。

論文情報

Mahmoud Bakr, Jan-Philipp Wulfkühler, Keisuke Mukai, Kai Masuda, Martin Tajmar, and Satoshi Konishi “Evaluation of 3D printed buckyball-shaped cathodes of titanium and stainless-steel for IEC fusion system” Phys. Plasmas 28, 012706 (2021)

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